ADHDグレーゾーンの子どもと過ごすハッピーライフ♪

ADHDグレーゾーンの子どもの子育てについて書いていきます。

ADHDグレーゾーン。集団生活の中で困りごとを減らす方法とは!?

長男が4歳になる前のこと。

 

正直、育てにくさを感じていました。

 

たとえば、

 

「何回注意しても、同じことを繰り返す」

 

「思い通りにいかないと癇癪がつよく泣き叫ぶ」

 

「こだわりが強く、順序が違うと怒る」

 

「家の中でじっとしていることがなく、常に動いている」

 

「お店に行くと、急に走り出していなくなる」

 

などなど、男の子ってこんな感じ?反抗期?ぐらいに思っていたのですが、ちょうど同時期に、幼稚園の担任の先生から「クラスで目立つ」と指摘されました。

 

発達支援センターにて発達検査を受け、結果としては、確定診断なし。

 

その時に、医師から言われたのは、「診断名をつけるならADHD...情報が少ないので確定診断はできない」でした。

 

それからはいわゆるグレーゾーンと解釈しています。

 

今回は、集団生活にストレスを感じていたADHDグレーゾーンの長男が、「幼稚園楽しくない」から「幼稚園楽しい」に気持ちが変わっていった理由を分析していきます。

 

 

長男が4歳になった頃、「幼稚園楽しくないんだよね」と1回だけつぶやいたことがあります。

 

幼稚園の先生に相談したところ、長男本人のこだわりが強く、お友達とのトラブルがあってしんどいのかもと言われました。

 

長男の場合は、思ったことを言葉で説明するのが苦手なタイプなので、うまくいかないことがあると、大声を出したり泣き叫んだりする傾向があります。

 

幼稚園では、長男が癇癪やパニックを起こした時には、部屋から出てクールダウンする時間をもうけてくれていました。

 

親としての願いは、

 

「集団生活の中でストレスなく楽しく過ごしてほしい」

 

これだけです。

 

ただ、家庭では、お友達との関係性についてはどうすることもできないので、その部分は先生にお任せすることにしました。

 

長男が幼稚園でストレスなく過ごせるよう取り組んだことを3つ紹介します。

①長男が苦手なことを把握

②有効だった声かけを幼稚園の先生と共有

③長男の「自分でできた」を増やす

 

1つずつみていきます。

 

①長男が苦手なことを把握。

母としては、何度いっても同じことを繰り返すので、「言葉の理解がいまいちなのかな」と感じていました。

 

また、見通しがたたないことに不安を感じている様子だったので、視覚的な情報を多めに与えるよう工夫。

  1. カレンダーにシールを貼って、幼稚園に行く日とお休みの日を分類
  2. 時間で区切りたい時にはタイマーをセットして提案
  3. ゆっくり話をする時間を作って、癇癪の理由を探る

 

長男は、思い通りにいかないと癇癪をおこし、見通しがたたないと不安になるタイプであることはわかっていたので、家庭ではできる限り安心して過ごせるよう配慮しました。

 

②有効だった声かけを幼稚園の先生と共有

ついつい、「早く!急いで!」「もう!」ってなるんですけど、声かけって次第で、お互いにストレスなく行動を促せることが多いです。

 

思い通りに動いてくれない子どもに対し、イラっとしていまうのですが、そこはグッとこらえます。

 

「○○してくれたらうれしいな」「時計が鳴るまでにできるかな」「(カレンダーをみながら)今日行ったらお休みだよ」など有効だった声かけを、幼稚園の先生とお話して共有するようにしました。

 

幼稚園でも、絵カードを使ったり座るところにテープを貼ったりと、視覚的な情報を使う工夫をしてくださっているとのことでした。

 

③長男の「自分でできた」を増やす

自己肯定感を高めるというやつですが、やはりこれは重要です。

 

「できないこと」に対し、叱責してしまうと、子どもは当然のことながら落ち込みます。

 

しかし、「できないこと」が少しのサポートで「できる」になったら嬉しいはずです。

 

できない→自分は何をやってもダメなんだ

 

できない→どうやったらできるかな

 

子どもがこれから楽しく生きていくためには、後者の考え方のほうがきっと良いですよね。

 

つまり、そういうポジティブな思考ができるよう、子どもの得意・不得意をしっかり理解して関わることが、子どもの困りごとを減らしていくことにつながっていきます。